壁沿いの風景
壁沿いの風景
 
イングランド・デヴォン州プリマスから北北西16キロ。バックランド修道院をめざせばガーデンハウスは近い。
 
入園時間は3月1日〜10月31日の午前10時半ー午後4時半。入園料は邦貨千円程度。
千円は安いほうで、1万2千坪(10エーカー)の広さ(さして広くない)に見合った金額。犬は入れません。
公的援助は一切なし。植物、景観の維持は意外と高くつく。
 
球根種の草地
球根種の草地
 
左の白い花は片栗。白以外に絶妙の薄紅色もある。
 
石彫物を囲む花々
石彫物を囲む花々
 
一見、彫刻にはみえないし、石を積みあげただけのシロモノにしかみえないが、
おやッ、何だろうと立ち止まらせる造形物ではあります。
 
ブルーベル
ブルーベル
 
黄色い花とともに春の訪れを告げるブルーベル。
 
木橋
木橋
 
 
腰かけのある風景
腰かけのある風景
 
このあたりの花は一年草が多いようです。
 
片栗の花
片栗の花
 
片栗の花も春に咲く。日本では寒冷地の平地や九州〜近畿地方の山間に自生している。
以前から絶滅の危機にひんしているから、ハイキングで目にするとホッとする。
 
胃弱だった祖父が片栗粉を水でとき、鍋で温めオヤツがわりに食していたのを思い出す。
少量の砂糖を入れていたのか、片栗粉のほのかな甘味だけで食べていたのか忘れてしまった。
 
片栗粉は片栗の球根からつくった良質のデンプンだが、今日ではすべてジャガイモの
デンプン。花の形が妖精のようであるからなのか、デンプンのほんのりとした甘さからなのか、
花言葉は初恋である。
 
マグノリア
マグノリア
 
マグノリアはモクレン科。モクレンの花弁は上向きに開き、マグノリアは上向きにも下向きにも開く。
 
石楠花
石楠花
 
西洋シャクナゲです。白いシャクナゲということで、めずらしくもあり。
 
南アフリカの草地
南アフリカの草地
 
という名のエリアですが、名の由来、わかるようなわからないような。
 
西洋ツツジ
西洋ツツジ
 
紅白の花はツツジ。このあたりも南アフリカの草地。
 
ボタン
ボタン
 
立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合のよう
 
美女を形容する言葉は古来から数多いけれど、ボタンは日本に限る。シャクヤクは上から、
ボタンは座って、ユリは歩きながら鑑賞するときれいにみえるらしい。ホントかしらん。
 
バックランド修道院
バックランド修道院
 
ガーデンハウスからバックランド修道院(画像上)までの距離は直線にして
1キロほどなのに、歩くと40分くらいかかる。
迷路のような道、木立で修道院は見えない。それで遠いのかもしれない。
 
手前のポピーをはじめとして色とりどりに咲く花。
ポピーはヒナゲシのことでケシ科。別名「虞美人草」ともいう。
 
アカハダメグスリノキ
アカハダメグスリノキ
 
グリセウムカエデともいい、英名はPaperbark Maple。茶色の紙のような美しい樹皮。
 
シラカバ
シラカバ
 
東北、北海道なら一本の白樺の木がまっすぐにのびて群生していることが多い。
ところかわればしなかわるということでしょう。
 
テラスへの小道
テラスへの小道
 
この種の細い道はいかにも分け入ってという風情を醸しだして、ステキ。
 
草地の小道
草地の小道
 
遠くから見ると一里塚にみえました。
 
木陰を求めて
木陰を求めて
 
日差しが強くなってきた。
 
もみじ
もみじ
 
Japanese Maple ということです。なにはともあれ涼しさを求めて緑陰でひと休み。
 
コテージからの風景
コテージからの風景
 
ここから見ると、ガーデンハウス周辺の環境が部分的にわかるということで。
 
 
 
思索の小道
思索の小道
 
と勝手に名付けました。思索にしては色気あり、か。
 
 
壁沿いの風景
壁沿いの風景
 
 
壁沿いの風景
壁沿いの風景
 
 
 
季節はめぐる
季節はめぐる
 
季節はめぐり、人はめぐり、とどまることはない。